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恵比寿でインターンする大学生のブログ

このインターンブログともう1つ真面目な考察とか
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2007年12月10日月曜日

ウェブ時代をゆく/フューチャリスト宣言/高橋がなりを通して思うこと

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最近ウェブ時代をゆくとフューチャリスト宣言という本を読みました。
ベストセラーで著名な方も多く書評を書かれていましたので、便乗して僕も書きます笑
[書評紹介 ネットライフ企画取締役岩瀬大輔 茂木健一郎]

最近のもやもやはこの本たちのせいかもしれないし、それまでのもやもやが少し晴れたのもこの本達のお陰です。僕の中で大きな何かが確信に変わったのも確かです。

今、この本達を読み終えて考えたり思ったりすることを備忘録的に書きます。
非常に幼稚な文章ですので、何かツッコミや議論、考え方など意見があればぜひコメントまで宜しくお願い致します。



■ウェブ時代をゆく

著者は梅田望夫さん。
梅田 望夫(うめだ・もちお)ミューズ・アソシエイツ社長。パシフィカファンド共同代表。(株)はてな取締役。1960年生まれ。慶応義塾大学工学部卒業。東京大学大学院情報科学修士。コンサルティング会社「ミューズ・アソシエイツ」をシリコンバレーに設立。2000年7月、岡本行夫氏らとベンチャーキャピタル「パシフィカファンド」を設立。2005年3月(株)よりはてな取締役。

ウェブ進化論を書かれた方であり、今回の著書はウェブ進化論の完結版でもあります。
梅田さんのネットに対する考え方を簡単にいうとオプティミズム(楽天主義)、つまりネットの未来は明るいんだ!という考え方です。最近はGoogle、Web2.0から3.0へ、セカンドライフ(日本ではあまり盛り上がりに欠けると思いますが)、と盛り上がる一方で、SNSの細分化が進み、本当にIT業界、ネットってこれ以上盛り上がるのか!?という意見もあります。その中で、梅田さんは「まだネットの能力を使い切っていないだけだ、ネットの未来は明るいんだ」という考え方を説いておられます。また、Wikipediaのように不特定多数の人間が書いてもそこまで荒らされることはないんだよ、という人間を信じることがネット上では大事だと書かれています。要するに、ネットは明るいと信じなければ始まらない、というオプティミズムと人間性を信じるということが根底として大事なんだと書かれているのです。

■インターネットは知の高速道路

ウェブ時代をゆくの中で非常に印象に残った文章があります。それは「インターネットは知の高速道路」という文章。これは将棋の羽生善治名人の言葉です。今や将棋は(将棋に限らず様々なものも)ネット上で知らない人と24時間対戦可能です。ある女性棋士(最近アマか何かで有名になった方)もインターネットでの対戦を通じて腕を磨き、ある大会で決勝まで勝ち残ったわけです。

そのように何か自分の好きなもの、得意分野、専門分野が見つかれば、誰でも、人種や文化、国に関係なく、インターネットさえあれば専門家になり得る、つまり高速道路に乗ることができる、というわけです。でも、簡単に専門家になれるわけではなく最後で大渋滞が起きていると。そこまでは誰でもがんばれば行ける、でも最後の渋滞でどう動くかがあなたの人生を決めるんだというわけです。渋滞をがんばってそのまま抜けて(険しい道を登る)そのまま進むのか、渋滞の手前で降りて、けもの道をうまく進むのか(例えば大学院で熱について研究していてその技術は一般的にロケットの熱処理対策に使える→NASAに就職、とはいかずに、ある企業のサーバー等の熱処理対策などの方向に進むみたいな)なはあなた次第でそれが人生だ、ということです。

■結局

これを読んで、かなりの衝撃を受けました。だれでも専門家になることができる。大学なんてネットを探せば東京大学の講義資料だって落ちてるし(Podcastでも配信中)、ハーバードの講義だって受けることができる。大学なんてやる気があれば必要ないんだ、ということに極めて等しいと感じます。(著書では大学なんていらないとは書いていません笑)
今まで、僕はネットサーフィンをしたり、ブログを書いたり、と何一つネットの可能性を生かせず、使いこなせていなかったということ。また、何かを始めていないということ。やればできないことなんてない、その環境をインターネットが可能にしてくれているということ。
今後の生き方・考え方を変えてくれる本だということは間違いないです。





■フューチャリスト宣言

内容は対談形式で梅田さんと茂木さんの2人。
茂木健一郎(もぎけんいちろう)
脳科学者。ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー、東京工業大学大学院連携教授(脳科学、認知科学)、東 京芸術大学非常勤講師(美術解剖学)。その他、東京大学、大阪大学、早稲田大学、聖心女子大学などの非常勤講師もつとめる。1962年10月20日東京生 まれ。東京大学理学部、法学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻課程修了。理学博士。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て現職。専門は脳科学、認知科学。「クオリア」(感覚の持つ質感)をキーワードとして脳と心の関係を研究するとともに、文芸評論、美術評論にも取り組んでいる。『脳と仮想』で、第四回小林秀雄賞を受賞。2006年1月より、NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』キャスター。

茂木さんの脳科学的な見地からのIT業界・ネットへの見解。梅田さんの見解。非常におもしろいです。
ウェブ時代をゆくを読んだ後読むことを非常にお勧めします。
ウェブ時代をゆくで述べられていることを茂木さんからの見解と梅田さんの見解で議論しているという形。ブログや掲示板、オープンソーシャルなど様々な議論が行われています。

■若者への希望を与える

梅田さんにも茂木さんにも共通することとして僕が感じたのは、ネットというものは僕達にとても大きな味方で、(それがオプティミズムにもつながる)それを通じて僕達若い世代に希望を与えようとしているということ。文中で、インターネットという世界はうまく使えば一匹狼が幸せに暮らせる世界なんだという表現があります。まさにこの社会に適応できない人達へのエールでもあり、上記したように高速道路に乗ることもできる。
僕はIT業界に非常に大きな希望と自分自身に大きな自信を持つことができました。



12月9日土曜日に所属するマーケティングサークルSignalで元ソフトオンデマンド社長高橋がなりさんが経営する国立ファームに行ってまいりました。



元々講演会をがなりさんにお願いしたところ、「今のビジネスではまだ成功していない」とのことだったのですが、そんなに話が聞きたいなら企業訪問ならOKということで土曜日訪問させていただきました。



全部で3時間以上僕達の質問に答えていただきました。 話の内容は人生論から働くということ、どういう仕事がいいのか、なんで農業なのか、ソフトオンデマンド時代の話など多岐に及びました。
その中で受験期の話になり、がなりさんがおっしゃっていたのは、昔はがなりさんの第一志望は中央大学で、2度受験したものの失敗。そのご佐川急便の横浜営業所に就職(がなりさんが辞めた次の年にワタミの社長が入ってきたらしい)。そこで、おっしゃっていたのは、

「(昔は)東京大学は高速道路で中央大学は一般道路なんだ。俺は一般道路すら上げてもらえなかったから、それならとことん荒れ地をとことん4WDで走ってやろうと思った。」


ということ。ウェブ時代をゆくと同じでした。いまや中央大学はもちろん東京大学だってハーバードだって合格しなくたってそこの学生以上の知識を得ることのできる環境がネットにはある。ホントにすばらしいことだと思います。

他にも名言の数々。
・上がり下がりがあるから人生は楽しい
・今の日本は会社を潰しても生きていける(がなりさんは2度会社を潰している)
・自分を信じるといい。(それが最大の財産になる)
・自分の人生を信じることができるやつが逆境で負けないヤツ

など他数多く・・・。

■結局

僕は最近何を考え何を思うのか。ある時、将来どうしたいの?何がしたいの?と聞かれた時に「自分の心地いい環境でここちいい仲間と好きなことをできればいい」と言いました。将来僕は世界を変えたい。その方法が何かはまだわからない。検索エンジンを作ることなのかOSをつくることなのか、わかりません。だけど自分の手でそれを成し遂げたいと考えます。

きっとその世界を変えたいと躍起になっている状態が僕には心地よくて好きな環境なんだと思います。そう思う中で、それを実現しうるネットという道具があるのに、何もしていない僕は非常に愚かであり、口だけだと感じます。

時々、何かに不安になったり、自信を失いそうになったときに読み返す文章があります。『アップルのスティーブ・ジョブズという人は20歳の時にアップルを作りました。マイクロソフトのビルゲイツも20歳くらい、ヤフーのジェリー・ヤンもたぶん25歳くらいのとき、グーグル2人の創業者も25歳くらいのときに会社を作った。』僕たち世代は世界を変える力を十分持っています。過去にこれだけの人ができたんだからできないはずがありません。それにその人たちが日本人じゃないなんて悔しいと僕は思います。

だから僕はITに賭けます。ネットに賭けます。就職活動は今のところする気はありません。正直電通だの商社だの、いくらでもいつだって入れる自信だってあるし、他の誰にも負けないつもりです。そう考えると就職活動なんてやってられるか、という気持ちです。ネットがあるじゃないか、僕たちには。

僕は世界を変えたいんです。
やってやろうぜ!

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